この記事について


食品会社から異業種への転職を決意
・理由1:食品会社はきつい
・理由2:異業種でも働けるスキルがある
・理由3:資格を持っている

私は37歳で転職し、今は43歳ですが転職先で勤め続けています。

転職は間違いなく成功したと言えます。

食品会社からなぜ異業種を目指したのか、その理由を簡単に説明させていただきます。

食品会社から異業種への転職を決意

私のスペック

私のスペック


・2000年入社の氷河期世代
・国公立大学卒業
・大手製パンメーカーに入社、2015年2月28日まで勤め、最終役職は副工場長

コンビニエンスの工場はとてもつらかった・・・。

15年働きましたが、24時間年中無休、長期連休は結婚した時に1週間をとっただけ。

3連休は奇跡、2連休は感謝感激、普段は水曜日、土曜日休みという単日休暇で働いており、一時期は夜勤も経験していました。

食品会社でも、コンビニエンスストアの専用工場は本当に大変なんです。

夜中寝ていても工場で問題があれば、電話がかかってくる。

地震が起きたら、家族の心配より先に工場の心配・・・。すぐに向上に電話をかけて状況を確認、問題があれば夜中だろうが工場へ向かいます。

そして、2014年に私の父が亡くなりました。67歳でした・・・。私と30歳年が離れていて、私の人生もあと30年・・・このままでいいのか・・・。

そう思って、転職を決意しました。

転職で求めていたのはただ一つ!

時間が欲しい!!

給料そっちのけで、時間を得るために転職活動を始めました。

私は子供がいないので子供のことを心配する必要はありません。

奥さんに相談して転職を快諾してくれたこと、今でも忘れません。

理由1:食品会社はきつすぎた

食品会社もピンキリです。

先ほどちょっと話していましたが、24時間操業の工場は本当に大変です。

なぜなら、お客様の対応を24時間行う必要がある。コンビニエンスストアは24時間営業しているので、お店からのクレームも夜中に対応する必要がある。

いろいろな理由があるので箇条書きにしてみました。

食品会社がきつい理由


・休みが取れない
・24時間クレーム対応
・見えない細菌との戦い
・常態化する長時間労働
・品質が厳しい
・多発する労災
・多国籍な従業員対応
・コンビニエンスストアの奴隷

食品メーカーでも原材料メーカーはここまでひどくないと思います。

賞味期限が長く作りだめができる原材料メーカーは基本的に「計画生産」を行っていて、在庫を補充するスタイルなので、在庫を切らさないようにコントロールしている。そのため、長期連休はちゃんと休んでいるところが多い。

チョコレートとか、マヨネーズなんて賞味期限が長いから作りだめできますよね。

それに比べて、コンビニエンスストアを相手にするようなパンやお弁当の工場は「デイリー生産」を行っていて、1日に複数回の納品をコンビニエンスストアに対して行います。

パンは1日2回の納品がありました。

12時間ごとに「決められた数、決められた品質で、決められた時間」に納品する。

年中無休で正月、GW、お盆、台風、大雪、地震、何が起きても納品を続けます。

基本的に有休をとる事なんてできないし、風邪をひいても動けるなら出勤する、それが当たり前でした。

先ほども紹介しましたが、このあたりのことを書いたのがこちらの記事になります↓

理由2:異業種でも通用するスキルがある

私が持っているスキル

私のスキル


・副工場長のマネジメントスキル
・超短納期の製造ノウハウ
・エクセルマクロで業務の自動化ができる
・40連勤、残業時間250時間/月に耐えることができる体力
・わからないこともネットでググって調べてすぐ実践できる

半分くらいは根性系スキルですが、若いときに苦労したおかげで多少のしんどい状況にはへこたれずに済んでいます。

食品業界が明らかにきついので、異業種に行ってもマネジメントやエクセルマクロはそのまま使えると踏んでいました。

実はブラインドタッチもできるというスキルがあるのですが、これは意味がないので、上記スキルには入れてません。

逆に、超短納期の製造ノウハウ、「同期生産」はコンビニ工場の特色なのですが、これについては退社してから凄いことをしていたと気づかされました。

エクセルマクロも我流で覚えましたが、エクセルで繰り返し行っていることは何でも膜ろ過するということをしていると、他の職業に転職しても役に立ちます。

マネジメントのスキルや、製造責任者としてのクレーム対応、コミュニケーション、現場のムダを見つける能力。これらのスキルは他の業種に移ってもそのまま使うことができました。

理由3:資格を持っていた

といっても大した資格はありませんが・・・。

持っている資格


・第一種衛生管理者
・第一種運転免許書
・製パン技能士一級(国家資格)

第一種衛生管理者は50名以上200名以下なら1名を必ず選任しなけらばならないという、重要な資格です。

企業によっては係長試験でとらせるというところもあるくらい、メジャーな資格で過去問を暗記してしまえば簡単にとることができます。

この資格のいいところは、「更新がない」!

一回とってしまったら一生使うことができる資格です♪

転職する際に使ったエージェント

転職する際に使ったエージェントは「リクナビNEXT」から「リクルートエージェント」を登録しました。

さらに、これらを登録したら、「パソナキャリア」さんから連絡がスカウトされて、2社のエージェントを使い、転職することができました。

エージェントについては別の記事にまとめさせていただきます。

【体験談】30代で異業種への転職を決めた3つの理由のまとめ

この記事のまとめ


・異業種の転職を決めたのは食品会社がきつすぎたため
・スキルと資格があれば異業種でも何とでもなる
・転職は職業安定所ではなくエージェントを利用する

転職をしたことにより、私は時間を手に入れることができました。

そのため、このようにブログを書く時間を確保できているんです。

しかも、給料は上がり、お盆休み、GW、正月休み、すべて手に入れることができました。

転職をしたのは間違いないですが、今はちょっと状況が違います・・・。

転職する場合も、やめてから転職をするのではなく、まずはエージェントに登録して、転職活動をしてみて、実際い転職するべきかどうかをよくよく検討してください。

転職エージェントの登録は無料ですので、登録してみてから、どういう会社があるのかをよく見てください。

無料で使えるおすすめ転職エージェント


リクナビNEXT
リクルートエージェント
パソナキャリア

私は、転職するまでに2回転職を決意して、その時は職業安定所で求人を見ていました。よい求人を見つけることができず、ずっと転職を諦めていましたが、もっと早くエージェントを知っていたら、もっと早く転職したと思います。

ただ、早く転職すると副工場長の肩書もないし・・・スキルも手に入れてないので、私が転職した時期は本当に恵まれていたと思います。

あなたも、転職活動をしてみて、いろいろな企業を見てみて、本当に今の職業が最適なのか、一度考えてみてはいかがでしょうか?

長文お付き合いいただきありがとうございます。

本文は以上