ネタバレ全開の扇物語のレビュー
早速ネタバレ全開で飛ばしていきますが、おうぎライトから始めましょう!
おうぎライトのネタバレ全開レビュー
おうぎライトは直江津高校の落ちこぼれ「上洛落葉」が生み出した「妖魔令」によってオープンキャンパスに参加していた直江津高校OB「戦場ヶ原ひたぎ」「老倉育」やその他大勢をひたすら「謝罪」させた。「妖魔令」は忍野忍によって吸収。めでたしめでたし。
おうぎライトの途中の語りについて
戦場ヶ原ひたぎだったん!!
叙述トリックじゃないですか!?
何のことかというと、冒頭は「上洛落葉」について阿良々木君が語っています。
その直後から
「○○○○
「○○○○
・・・
「○○○○」
といった語り口調が始まります。
これが、最後にわかるのですが、上洛落葉の語りではなく、戦場ヶ原ひたぎの語りだったという叙述トリック。
してやられたという感じで、もう一回読み返したくなります。
続・終物語以降は叙述トリックが多くて、決してアニメ化できない話が多いですよね。
叙述トリックなんて、文章だから成り立つのにアニメにしたら叙述トリックは成り立たない。
物語シリーズの新しいアニメが期待できないのは悲しい限りです。
おうぎライトはいっぱい登場人物が出てくる
なかなか勢ぞろいですね。
- 阿良々木暦
- 戦場ヶ原ひたぎ
- 忍野扇「くん」
- 忍野忍
- 老倉育
- 八九寺真宵
- 食飼命日子
- 日傘星雨
- 上洛落葉
羽川翼は出ないですよね、ずっと旅行中だし、もうこのころにはラスボス羽川の活躍をしていて、国境をなくしたりしているのではないでしょうか。
専門家も出ません。斧乃木ちゃんも出てきません。
妹や神原駿河も出てきません。
臥煙伊豆湖と絶縁中の阿良々木暦
この後のおうぎフライトは臥煙伊豆湖と縁をつないでいる「千石撫子」の話。
このおうぎライトは臥煙伊豆湖と絶縁している「阿良々木暦」の話。
臥煙さんの助けがないので、あっちこっち道を誤る阿良々木君。
そうはならないと縁を必死でつなぐ千石撫子。
おうぎフライトで書かれていたこの対比は面白いですね。
おうぎフライトのネタバレ全開レビュー
伏線回収
なでこスネイクの時に呪い返しを食らった千石撫子を好きだった男の子「砂城寸志」と千石撫子を呪った「遠吠哭奈」のその後の話をしっかり回収。
呪っていた2人は千石撫子だけではなく、あっちもこっちも呪いを放っていて、その呪い返しによって、体は蛇にかみつかれて巨大な穴が開きまくっている状態となっていた。(なでこスネイクでは1匹の蛇は忍野メメのお守りで浄化されているので、「遠吠哭奈」が呪い返しを喰らってないはずなのに、呪わているのはあっちもこっちも呪いをかけていたからということも判明しています)
2人は入院しており、専門家のたまご「千石撫子」が臥煙伊豆湖の指示で二人のところに出向き、それぞれの姿を絵に描いたことで、蛇の呪いは浄化。呪いは千石撫子が描いた絵に吸収されたのであった。
恋物語の最後で貝木泥舟をぶん殴って血の海に沈めていた「砂城寸志」の名前が初めて今回わかりました。そしてその後「砂城寸志」が入院していたことも判明。
2人は今回の千石撫子の活躍によって二人の呪いは解けたという話です。
千石撫子は専門家?
千石撫子は臥煙伊豆湖の指示で動いてて、臥煙伊豆湖の部下のような状態になっている。
絵でゴーレムを作りだしたりと、一回神様になったおかげか特殊能力も身に着けている。
臥煙さんに見込まれている千石撫子の活躍に目が離せませんね。
でも確か結物語で漫画連載をしているから、漫画家になる未来は確約されています。
ドリームチーム結成
今回の扇物語で一番好きなところは
貝木泥舟復活!
そしてドリームチーム
- 千石撫子
- 貝木泥舟
- 斧乃木余接
3名のドリームチームが結成されました。
千石撫子はこのチームをいざという時には切り捨てられる、勿体なさ皆無の捨て駒チーム。実体のないペーパーチームと揶揄していますが・・・。
タイトル名の「おうぎフライト」は忍野扇が飛行機で旅するのではなく、千石撫子が貝木泥舟と斧乃木余接とトリオを組んで、西表島にフライトをするという、今後の展開が気になる話になっています。
そして西表島にいるのは
臥煙伊豆湖の娘
むすめ!?
娘がいたの!?
まじで!!
臥煙雨露湖
(がえんうろこ)
西表島に何をしに行くのかわかりませんが
娘物語
とかはじまるんでしょうか?
今回の扇物語で一番好きなところでした。
物語の表と裏
物語には表と裏があるということもこの話の中で何回も出てきます。
表と裏。
「裏」の漢字には「表」が含まれているから、裏には表が含まれている。
なんか好きなフレーズです。
裏には表が含まれている。
なんか「すてき」じゃないですか?