タイムメカブトンクリアーエディションの製作について

なぜタイムメカブトンを作ったのか?

このツイートがすべての始まりです、パール塗装がクリアー塗装でできるのか?

私の回答はできる!でした、そうしたらあれよあれよという間に、タイムメカブトンを作ることになっておりましたw

今までもツイッターでただでフィギュアのリペイントをしてほしいとか言われたことがあり丁重にお断りしていたのですが、今回は簡単なキットに見えたので了承♪(子供が集まる工作室の作例ということでしたので、了承したという背景もあります)

しかし、部分塗装でクリアーを塗るのではなく全体にクリアーを塗るのは初めてでしたのでいろいろ苦労しました。その辺も今回の記事でまとめていきます

ランナー紹介

タイムメカブトン

今回作ったのは右側のクリアーエディションです(めちゃ高いキットやったんや・・・今更気づいた・・・)

ランナーとシールです、これだけ見ると簡単そうに見えるから私は完全に舐めていました!!

一番ダメだったのは

水転写シールにパールを直接吹く

ひどい目にあいましたが、そのことについては後程・・・

クリアーパーツにパール塗装

うみんちゅビスマスパール

今回はまず最初にすべてのパーツをランナー裏からうみんちゅビスマスパールを塗装しました

最近、工房に配って、模型店で配って、喫茶店で配って、Twitterのフォロワーが1,000名様を超えたのでプレゼントキャンペーンで配って

配りに配りまくっている私がビスマスパールのペーストを取り寄せて程よい濃さに調合しているパールです

詳しい記事はこちらにまとめています

ほとんど正体をばらしている記事ですが、あまりに塗料が高すぎるので誰も真似しないと思っています♪

一人で使い切るには10回くらい転生しないと使いきれないくらい大量にあるので、今後はうみんちゅビスマスパールをメインに使っていきます♪

裏面に塗るだけでパール感

裏面に塗っただけでいい感じのパール感が出ます♪

表に塗ってしまうと絶対白っぽく曇ってしまうので、クリアーパーツをキャンディ塗装のクリアーカラーに見立てて、裏側から塗装しています

まるちプライマー

今回はガイアのマルチプライマーも使います

マルチプライマーの役割は、「ゴムパーツに塗料を食いつかせる接着剤」

これを塗らずにゴムパーツにラッカー塗料を塗ってしまうとぺりぺりはがれてきてしまいます・・・、これを塗っても無理に曲げたりするとぺりぺりはがれてしまうので扱いには気をつけましょう

シルバーっぽい

うみんちゅパールは灰色に塗るとシルバーっぽくなります

全てのパーツにうみんちゅパールを塗りました

全てのパーツにうみんちゅパールを裏側から塗りました♪

トロピックサンライズ

黄色のパーツには表面にトロピックサンライズを吹いています

トロピックサンライズってなんやねん!ってなるとおもいますが、カラーストリームパール顔料という、今ではPIGMENTさんでしか顔料を取り扱ってないレアカラーとなっています

PIGMENTさんの塗料についてまとめている記事があるので、カラーストリームパール顔料に興味がある方はそちらを見てください♪

水転写デカールに直接ラッカー塗料(パール塗料)を吹いて悲惨なことになりました

デカールを切り取り

デカールを切り取り、パール塗料をぶふぁーっと吹きました

悲惨な状況

クリアー層ができたことにより、水転写デカールが合体しはがれなくなりました

悲惨・・・

付属のデカールがゴミになった瞬間です

やばい!!

さすがに焦りました、1枚しかない水転写デカールを貼るのを失敗してしまったので・・・

後からリカバリーをしましたのでそれも紹介します

雲母堂本舗さんのCCパールMGブラックで水転写デカールを先に塗装していました・・・

層になることがわかっているので、今回はちゃんと1枚づつかっとして張り付けていきました

そうになったクリアー部分を綿棒で取り除く

層になったクリアー部分を綿棒でふき取ります

これで水転写デカールにパールを吹いて、パール感が出ているデカールを貼ることに成功しました♪

無事貼れた

こちらは問題なく貼れました、ただ、面倒!!水転写デカールにパールを吹くとかなり面倒なことになります・・・

テフロンシールにパールを吹いた場合は問題なくはることができていますので、そちらは今後も安心して吹いていきます

青色パーツの塗装

青色パーツがちょっと寂しかったので、カラーストリームパール顔料のラピスサンライズをぬりました、そしたら曇ってしましました・・・

しかしこうやって曇っているパーツも最後にクリアーを吹くと透明になるから不思議なもんですね♪

一度曇ってもクリアーでまた透明になる!

安心してパールを吹いちゃいましょう♪

途中1
途中2

こんな感じで仮組をしてみて、ちゃんと見てみると、あちこちが塗り分けしないといけないことに気付きました

目のパーツ

目のパーツはPIGMENTさんのデュオクロムを使っています

これは、ベースは赤色のメタリック顔料で偏光は青色という偏光塗料です

セリアさんのミラーネイルにちかいんですが、こちらの方がピンクに発色しますので今回はこっちを使いました

失敗した水転写デカールのリカバリー

水転写デカールがないならマスキングをして塗り分ければいいじゃない!

これだけはやりたくなかったが仕方ありません・・・

マスキングはテープを貼ってからデザインナイフでモールドにそってカットしていくやり方で行っています。失敗する可能性が高くなりますが、あっという間にできるやり方です、案の定2か所ミスりました・・・

シルバーを塗ってクリアーレッド

今回はシルバーを塗ってクリアーレッドにしました、多分このタイムメカブトンにはそれが合う♪

クリアー前の状態です、どさくさに紛れてテントウキを中央にセットしています

ヤゴマリンはちゃんと作るのを諦めました・・・納期には勝てません・・・

一液型ウレタンクリアーで塗装

私は前回、ガンプラのペーネロペーで一液型ウレタンクリアーを使い大失敗をしたので、今回はちゃんと学習しています♪

失敗した時の記事はこちらにあるのでよかったら見てください♪

一液型ウレタンクリアー

高いけど、1本あるとかなりぬれますし、てろってろになるのを見るともうやめられない止まらないです、先ほどのペーネロペーの製作記に使い方を書いていますので今回は使い方を割愛します

ペーネロペーを作って1か月たっていますが、クリアーは無事です、空気と反応して固まるということでしたので

  • ハンドピースに入れたクリアーは使い切る
  • ハンドピースに入れるたびにクリアのふたを閉める

この二つを守って使いました、へたにケチって全滅したら元も子もないですもんね

前回の失敗を踏まえて、今回は先にガイアノーツのEXクリアーをしっかり吹いて翌日一液型ウレタンクリアーを吹いています

前回は、ビスマスパールを吹いて、その上に一液型ウレタンクリアーを砂吹きして、重ねたのですが、ビスマスパールが薄い部分が流れてしまいました・・・

今回はガイアノーツのEXクリアーでふたをして、そこから一液がたウレタンクリアーを吹くことにより塗料の流れを防ぎました♪

おかげさまでてっかてかです♪

こんな感じで偏光しつつ、てかてかのタイムメカブトンができました♪