水星の魔女HGミカエリスの製作するときの注意点

最近のキットは合わせ目がほとんど目立たないと思うので、仮組を飛ばしていきなりゲート処理と表面処理をすすめました。

あんまりいいやり方ではないので、こういうやり方もあるんだー、というように見ていただければと思います。

注意点は数点ありますので、書いていきます。

水星の魔女のHGミカエリスにビームブレイサーのICソケット加工は注意が必要

ICソケット加工がわからない方はこちらを見てください↓

右腕の先のビームブレイサーはこのようにビームサーベルを装備できます。

ICソケット加工はビームブレイサーの中心部にあるビームサーベルを刺す穴に、ICソケットを刺す加工です。

私はすっかりビームサーベルをつけれるということを忘れていたので、ICソケットを接着してしまいました。

そしてツイートをしたら、このように教えていただけました。

パール♪くんパール♪くん

完全に盲点!!

パール♪ちゃんパール♪ちゃん

接着したのがとれてよかったね♪

私はTwitterBlueなので、投稿後30分は内容を修正することができます。

すかさずツイートをこのように修正しました。

ビームサーベルを刺すときはICソケットを抜きます。ビームサーベルに極細真鍮線を通すやり方もあるのですが、私は極細真鍮線を持っていなかったので、ICソケットを接着しないという楽な方法に逃げました!

水星の魔女のHGミカエリスは足が小さすぎて立たせにくい

体に対して足が小さいのですごくポーズがとらせにくい。

こんな感じで素立ちをさせるのは何とかできるのですが、右手のビームブレイサーがでかいのでとにかくバランスが悪い!

こういう場合は足下にひっつき虫をくっつけると立たせやすくなります。

丸の中の白い物体がひっつき虫です。

ひっつき虫はくっつけてすぐはがせるという練り消しみたいな接着剤です。

立たせるときに使って、あとから取ることができるのですごく重宝します。

H-EYES化でも使いますし、バーニアなどの簡易的なマスキングでも使うことが可能です。

こういう感じでポーズを取らせることができます。

立たせてしまえばひっつき虫は目立たないので、アクションベースもいいですが、余計なものを写したくない場合はひっつき虫を使うことをご検討ください。

水星の魔女のプラモデルHGミカエリスの膝カバーの注意点

膝カバーはこのようにパーティングラインがあります。

外側を下記画像のように削ってしまいましたが、内側は接続部になるので削らないようにしましょう。

とてもいいキットなので、注意点は少ないです。

次は私の作り方を説明します。

水星の魔女のHGミカエリスの製作

製作方法なんて、あまり参考にならないと思いますのでサクッと書いていきます。

簡単に作りたいので仮組をしない

仮組はしない!

面倒だから!

仮組をする目的は私の場合は以下の目的で行います。

  • 全体がどのような形になるか把握し、塗り分けが必要な場所を確認する
  • 合わせ目を消す方法、あとはめが必要なところ、改造するプランを立てる
  • モールドを入れるプランを立てる
  • クリアランスを確認して、クリアランスのきついところはマスキング、緩いところは塗膜を厚くする

改造をする人は仮組をしたほうが良いと思いますが、仮組すると分解しなければいけません。分解する際に破損する可能性が高まります。ピンを落としておかないとなかなか分解できないパーツもあります。

新しいキットは色分けがしっかりされているし、合わせ目もないと判断して、今回は仮組をしていません。古いキットは合わせ目を消さないといけなかったり、後ハメを考えることがあるので仮組をします。臨機応変ですね。

こんな感じで切り出して、ゲート処理して、塗装の準備をします。

こうやってゲートを残して着ることで、どこがゲートかわからなくなることを防ぎます。

また、えぐれちゃう事故なども防げるので、手間ですが余裕をもってカットします。

1色づつカットをして、左右があるパーツは一組にして持ち手を刺していきます。

同じパーツを近くに置くことで、パーツがなくなった際に気付きやすくします。

水星の魔女のプラモデルHGミカエリスのマスキングがいるパーツ

ビームブレイサーの内側だけこのようにマスキングをしました。

内側のみ、焼鉄色で塗装をします。

水星の魔女のHGミカエリスをパール塗装する際の塗装レシピ

塗装レシピは以下の通りです。

フレーム部:クレオス焼鉄色→藤倉応用化工イリオジンウルトラライラック
白:ガイアノーツEXホワイト→うみんちゅビスマスパール→藤倉応用化工イリオジンウルトラライラック
紫:PIGMENT東京デュオクロムBR
ビームサーベル:根本をガイアノーツEXホワイトでグラデーション、グラデーション部をうみんちゅビスマスパールでコート

最後には藤倉応用化工クリヤー塗料を、濃いめ、中ぐらい、薄めの3回のクリヤー塗装を行っています。

HGミカエリスのフレーム部分は焼鉄色を使い後からパープルパールを吹く

マスキングをしてから焼鉄色を吹いています。

焼鉄色を吹いたら、その後紫パールを軽く吹きます。

使うのは藤倉応用化工のイリオジンウルトラライラック。

下記の写真は後で組み立てたパーツですがこのようにちょっとだけ紫がかかります。

HGミカエリスの白はやや灰色なので白を吹いてからパールを吹く

先ほど出してしまっている画像ですが、右が塗装前、左が塗装後です。

使っている塗料はガイアノーツEXホワイト。

写真だとわかりにくいですね・・・。

白パールをきれいに発色させるためには、下地は白であるほうが良いので今回は白を塗っています。シルバーっぽくしたい場合は、下地が灰色でも構わないのですが・・・。

ホワイトパールにはうみんちゅビスマスパールVer.6.0を使いました。

パールは厚く吹いてしまうと、塗料の膜の中でパール粉が動いてしまいます。塗膜の中で粉が対流してしまうと、変な模様ができてしまい修正不可能です。薄く吹いて、粉が動かない厚さの塗膜にする必要があります。

ホワイトパールの後でパープルパールを吹きます。

こんな感じでホワイトパールの上にパープル感を出したかったのですが、実は失敗しています。

上記の写真はかなり明度を落としています。明度を落とさないと紫の光がわかりません。

白パールがすべての光を反射するので紫しか光を反射しない部分を後から吹いても、下からの白の光によってかき消されてしまうようです。

今回のことで私が得るべき教訓は
「白パールの上に虹彩色パールを吹いても偏光がかなり抑えられてしまう」
である。

HGミカエリスの紫部分の塗装にはPIGMENT東京デュオクロムBRを使用する

デュオクロムは顔料着色系パールと虹彩色パールを組み合わせたパール顔料で、BRの場合はブルーの着色系パール顔料とレッドの虹彩色パール顔料が合体したパール顔料です。

100円均一のseriaのミラーネイルがまさにこのデュオクロムと同じ性能のパール顔料です。

上記の写真がPIGMENT東京さんのデュオクロムBRです。

青色がベースで光が赤色なのがわかっていただけますでしょうか?

ミカエリスの箱絵がこのようになっています。

箱絵の紫部分が赤っぽい光のように見えたので、デュオクロムBV(V:紫)ではなく、デュオクロムBRにしました。

塗装をするとこうなります。

若干赤い光と紫があるのがわかっていただけますでしょうか?

こちらは成形色に直接吹いています。

HGミカエリスの塗装後のパーツを組み立てた後も作業は続く

塗装が終わったら組み立てます。

組み立てたら、撮影して画像合成して遊んだりしていました。

Photo Roomというアプリがあり、それを使うと簡単に画像合成できます。

背景画像は画像AIのNobelAIで出力しています。

私のツイッターでご自由に合成してくださいという画像をよく出しているので、その時の画像を使ったりして合成しちゃってください。

これで完成でもいいのですが、墨入れ、デカール貼り、グロス塗装をします。

HGミカエリスの墨入れ

墨入れを行います。

すみ入れは、マジックリンと水性ホビー塗料とアクリル薄め液を使った墨で行っています。

しっかり乾かしてから、綿棒にマジックリンをつけてふき取ります。

拭き上げるとこうなります。

デカールを貼り付ける

デカールは汎用的なデカールを貼り付けていきます。

いい感じのデカールを持っていないので、あるもので何とかしました。

写真に撮り忘れたので、完成品ですがこのように貼り付けています。

紫には白のデカール。白には赤のデカールを使っています。

汎用的に使えそうなデカールを買っといたほうが良いですね・・・。

HGミカエリスにクリアーを塗装する

クリアー塗料は藤倉応用化工産のクリヤー塗料を使っています。

とにかく安いのが特徴で、さらに藤倉さんのシンナーと合わせるとすぐに乾くし綺麗で固い塗膜を得ることができます。

何回も塗り重ねていきます。

濃い、中くらい、薄い。1(クリヤー):1(シンナー)で希釈したクリヤーを吹き、乾かしてから1:2で希釈したクリヤーを吹きます。最後に1:4で希釈したクリヤーを吹きます。

完璧なグロスにはなりませんが、こんな感じで文字がうつるくらいにはなりました。

一晩経過して、それなりに光る塗面を得れたので、今回はこれで完成です。

HGミカエリスを撮影する

完成した写真を撮影します。

左のように、いろいろうつりこんでしまっていまいちな画像も、Photo Roomを使えば右の画像のようになります。

背景紙がない場合はアプリを使うという手段もありますね。

背景紙を使って撮影するとこうなります。

部屋の明かりだけではパール感はきれいに出せません・・・。

私の撮影方法はこうします。

グロス感とパール感はやっぱりライトが必要になります。

リングライトを使い、さらに板LEDライトを使っています。

HGミカエリスのポーズをとりながら撮影してみる

最初に説明しましたが、ポーズをとるために足裏にはひっつき虫を貼っています。

HGミカエリスのビームサーベルを装備したポーズ

説明書を参考にしてポーズをとってみます。

騎士っぽくて、ミカエリスもカッコいいですね。

HGミカエリスにビームブレイサーを発射するポーズをとってみる

ビームサーベルを外して、その口にICソケットを装着します。

HGミカエリスのビームブレイサーをリード線で飛ばしてみる

ビームブレイサーは飛ばすことができます。

文字入れソフトを使って画像を作る

PhontというiPhoneのあぷりがあります。

これを使って、文字入れした画像がこちらです。

こんな感じでミカエリスをサクッと作るつもりが2週間もかかってしまいました。

やりたいことはできたので、ミカエリスはヤフオクに出品して次の作品を作っていきたいと思います。

文字入れについて知りたい方はこちらを参考にしてください。

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長文お付き合いありがとうございます。

本文は以上です。

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