模型ツールや塗料でおなじみ「GSIクレオス ホビー部」さんのツイッター質問企画について
ゴールデンウィークにやっていたと思ったら、もっともっと前でした。
土日にプラモする方多そうですし、こんな機会だからこそ塗料や塗装に関しての皆さんからの質問にたっぷりお答えしたいなぁと思うんですが、1社だとなかなかカバーしきれないんですよね。他社さんの塗料との兼ね合いだったり。
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 27, 2020
どこか一緒に乗ってくれるといいんだけどなぁ。@gaianotes さんとか。
ライバル会社の
「ガイアノーツ」さんに
協力を求めているね!
ありがとうございますー!!!!
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 27, 2020
会社を超えての協力って
いいよね♪
ということで、「GSIクレオス ホビー部さん」と「ガイアノーツ」さんが回答をして頂いているツイートをまとめていきます。
※今回は「公式アカウントの方々の回答」をメインでまとめていきます。
塗料についての質問
塗料についての質問
クレオスさんのクリスタルカラーに「オレンジ色」がない理由
これ、横からマジレスしちゃっていいですか?クレオスさん^_^;
— 須賀@塗料屋さん。 (@masahirosuka) March 27, 2020
(某塗料メーカーの者です。初めまして。)
ありがとうございますm(__)m
— 須賀@塗料屋さん。 (@masahirosuka) March 27, 2020
確か、クリヤー単独に混合してキレイに発色するパール顔料が
限られているからだったと記憶してます。
実際、弊社にはパールオレンジの取扱いがありません。(続)
当時の担当ではなかったので、技術の人に、なんで?とメッセンジャーで聞きましたところ、「担当から要望がなかったから」というエラく単純な理由だそうです。割とメーカーの人間は皆さんの意見に左右されるので、こんなこと言ったら…と思わずガシガシご要望をぶつけて頂けると大変参考になります。 https://t.co/kwSYNSw9eg
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 27, 2020
要望がなかったから作らなかった
というのは
衝撃的だったね♪
クレオスさんのMr.カラーNO.1ホワイトの使い道を教えてほしい
1色で塗りきりならば、隠ぺい力も強く、顔料リッチなクールホワイトやピュアホワイト、混色用に使用するのであれば1番ホワイト…というところでしょうか
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 29, 2020
NO1のホワイトって
混色用なの!
ラッカーにある色でアクリジョンでない色は今後発売されるのでしょうか?
ご愛用、ありがとうございます。まずはアクリジョンの普及が進んで、需要が高まれば…というところですね💦
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 28, 2020
どんどん使わないといけないね♪
アクリジョンでクリアーブラックを作りたい
黒の顔料は強いので、クリアーに対して10%程度黒を加えて無理やりアクリジョンのクリアーブラックを作ったことがあります。仰る通り、個人の好みですので、一概には言えませんが…
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 28, 2020
あくまで一例だけど
クリアーに対して10%入れるといっているね♪
サーフェイサーに顔料で色を付けていいの?
確かに、サーフェイサーそのものは白色の体質顔料で、そこに黒の顔料を混ぜています。
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 30, 2020
ただ、混ぜた状態でサーフェイサーとしての機能がフルに発揮できるように設計されておりますので、市販の顔料を添加されるのはオススメできません。
顔料を混ぜずに
公式を買いましょう♪
メタリックカラーのGXブルーをきれいに発色させたい
メタリックの下地は、基本的には黒としていただけると、輝きがハッキリと出ます。
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 29, 2020
ただ、メタルブルーについては青の顔料も入っておりますので、その発色を確保する為には白系が良いです。
黒と白、それぞれでテストピースを作って頂き、お好みの方を採用されるのがよろしいかと。
青の場合は「白」と「黒」で
テストピースを作って
どっちが好みか試したほうが良いんだね
Mrメタルカラーを下地にしてメタリックを吹くと「めっちゃ光る」というのは本当ですか?
Mr. メタルカラーは磨くことで塗膜の粒子が整列するので輝度は非常に高いのですが、2コートすると粒子が寝てしまう為、下地には不向きですね💦
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 28, 2020
Mr.メタルカラーは下地にはむいてないんだね・・・。
ガンダムカラー(3色セット)の百式のゴールドと新発売の百式ゴールドは同じ色ですか?
百式ゴールドは完全新規色になります。
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 29, 2020
完全新規なのね♪
クリアーカラーの色の濃さの調整について
クリアーカラーは塗り重ねると濃くなっていきますので、普通のクリアーを混ぜて調整してやると塗り重ねで濃くなっていくのを幾分か緩和できます。
— マスクド13 (@the_masked13) March 27, 2020
また、クリアーカラーにふつうの色、顔料のカラーだと思いますが、こちらは不透明なので下の色を隠していってしまいますね。
クリアーカラーがすぐに濃くなる場合は
普通のクリアーを入れて調整すればいいんだね♪
ラッカー系塗料の希釈の基準を教えてほしい
例えば光沢と表記されている塗料は光沢に塗れればその塗料の本来の仕上げとなるわけです。
— マスクド13 (@the_masked13) March 27, 2020
1度その基準を見つけて覚えてしまえば、そうならなかった時の対処法がわかってくると思います。
ますば塗料1に対して薄め液、リターダー入りがおススメで1ぐらいから。
カーモデルのような艶々の塗装をする時は、少し薄めの方が綺麗に仕上がる。
— イチゴ味のじんたん(#^.^#) (@jin53n) March 28, 2020
逆に濃いめだと後から研がないといけなくなるから面倒くさい。
薄めの塗料で吹き付けても艶がうまく出ない時はシンナーを吹き付けて、表面をちょっと溶かす感じにしてみると良いかも(失敗すると垂れる)
光沢の塗料をふいて
光沢になるのが正しい希釈ということだね
最初は「1:1」をお勧めしているね♪
私の場合は、希釈した塗料をティッシュに垂らしてその広がるスピードで「濃い・薄い」を判断しています。
ガイアカラーの中ふたの締め方のコツ
自分はキャップのに中栓を置いておいてそのままギュッと締め込んでますよ!
— マスクド13 (@the_masked13) March 29, 2020
キャップに中栓を置いて
一緒に締め込んでいるんだね!
プリズムメタリックターコイズグリーンライトブルーをきれいに発色させる方法
下地は黒で1番効果がありますね。
— マスクド13 (@the_masked13) March 29, 2020
メタリックマスター薄め液で、いつも通りに塗って大丈夫ですよ。
トップコートにクリアーを塗装するとさらに効果が出ますので、お試しください!
メタリック系はやっぱり
黒下地がいいのね♪
メタリックマスターを使うのと
トップコートでクリアーを吹くとさらに効果が出るんだね♪
塗装についての質問
塗装についての質問はこちらでまとめています。
メタリック塗料を白やグレーに塗装してもいいのか?
シルバーの下地を黒にするのは、光を反射させて輝きを増す効果があるためです。白やグレーを下地にすると光を吸収して白っぽいシルバーになります。飛行機などの模型でパネルラインを黒、白、グレーと塗り分けてからシルバーを吹くと違いが理解できますよ。
— ガ イ ア ノ ー ツ 距 離 を 空 け ま し ょ う (@gaianotes) March 29, 2020
黒だと光を反射させて
輝きを増す効果があるんだね♪
ラッカーを筆塗りで塗装するときは必ず希釈しなければいけないのか?
うすめ液で希釈する理由としては粘度を調整して伸びを良くしたり、筆に含ませるという目的があります。スポット的にチョンと塗る程度であれば、必ずしも希釈する必要はありません。
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 29, 2020
ちょっと塗るだけなら
そのままでいいんだね!
筆塗りがうまくできません・・・
ガイアノーツならT-06ブラシマスター、クレオスさんならレベリングうすめ液といった、乾燥を少し遅くして筆ムラがなくなる溶剤を利用してみて下さい。乾燥が遅い分、塗装面が平滑(レベリング)になっていきます。希釈の割合はガイアカラーは1対1を推奨しています。
— ガ イ ア ノ ー ツ 距 離 を 空 け ま し ょ う (@gaianotes) March 27, 2020
ガイアカラーって
1:1の希釈を推奨していたのね!
筆塗りがなかなか上達しません
筆塗りの際でも薄め液での希釈をし、おっしゃる通り薄く、しっかり乾燥させて重ね塗りを繰り返す、と。
— マスクド13 (@the_masked13) March 27, 2020
コツは希釈かもしれませんね。あとは筆選び。細めで穂先の長い含みの良い筆でお試しください!
・薄く重ねて塗る
・細めで穂先の長い含みのいい筆がよい
このあたりがポイントだね♪
筆塗りで「筆」以外を使って塗ることはできませんか?
むしろ何か面白い効果が出るかもしれませんね!
— マスクド13 (@the_masked13) March 29, 2020
こんなものでこんな風に塗ったらこんな面白い表現ができた!というのができたらコッソリ教えてください!
任意の大きさにちぎると、ドライブラシの代わりに使えちゃったりします。
— 狸山温泉軌道 (@tanukiyamago) March 29, 2020
メイク用のスポンジが
ウェザリングで使えるのね!
下地による影響で思ったように発色しない
スケール系でしたら、下地を活かすことがあるので、発色は100%でなくとも、というところですが、キャラ系はパキッと発色させるので、悩ましいですよね。塗料そのものの発色を活かすのであれば、やはり白下地ですね。食いつきという点では半つや程度ですと(感覚として)塗りやすいです。
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 28, 2020
塗料そのものの八色を活かすなら
白下地がいいんだね♪
上手に発色できる白塗装を教えてほしい
薄め液での希釈を薄過ぎず程よい濃さで、いかに塗膜を均一にできるか。光に当てながら塗膜表面がつるつるになるように仕上げて行ってみてください。
— マスクド13 (@the_masked13) March 27, 2020
アルティメットホワイトは顔料が多すぎて、希釈が難しい時もあるのでバランスの良いEXホワイトもおススメです!
塗膜を均一にするのがポイントなんだね
蓄光塗料をふくとき、成分がエアブラシの底にたまってしまって困る
1度にカップに塗料を注ぐのではなく、少し入れては吹き切るを繰り返してみてください!
— マスクド13 (@the_masked13) March 28, 2020
うがいでのカップ内攪拌もいいですね!!
— マスクド13 (@the_masked13) March 28, 2020
まずは1:1でやってみましょう。
— マスクド13 (@the_masked13) March 28, 2020
塗っている側からざらついていくようであれば薄め液の割合いを少し増やしてみましょう。
仕上がり自体は多少のざらつきはあります。
・少量をふききる
・うがいして攪拌する
・薄め液との割合は1:1
ここらがぽいんとだね♪
アクリジョンの蛍光色をラジコンのボディーに吹き付けたが衝撃に弱いので対策を教えてほしい
蛍光色は顔料分が多く、塗膜そのものとしての強度はさほど高くありません。
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 30, 2020
まずボディーをサンディングした後、なるべくウェットな状態で蛍光色のアクリジョンを塗装し、仕上げにはクリアーを塗装して頂くと改善すると思います。
塗料の食いつきをよくするために
サンディング(紙やすりかけ)を行って
クリアーでコートして保護するんだね
ABSの塗装について
ABSの塗装には
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 29, 2020
・砂吹きを繰り返して極力素材へのダメージを軽減する
・アクリジョンなど水ベースのエマルジョン塗料を使用する
・サンディングして溶剤ウェットな状態でなくとも食いつくようにしておく
などがお勧めです。
・砂吹きをする
・アクリジョンなどを活用する
・サンディングしてくいつきやすくする
サンディング?
「研磨」する、要は「紙やすり」などで
削るということだね
PVCフィギュアの塗装のための下地について
仰る通りの方法でもよいですし、その上、下地をサンディングしてある程度荒らしておくことで、アンカー効果が生じるので、食いつきが向上します。
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 29, 2020
プライマーと銘打たれている弊社のメタルプライマー改やガイアノーツさんのマルチプライマーが適しています。要は、PVCに溶剤系を直塗りしても素材へのエッチング効果(溶かすことによる食いつき)が発揮されないので、プライマーによってなるべく被塗材に対する食いつきを高めることがポイントです。
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 29, 2020
塗料の食いつきをよくするために
・プライマーを使用しさらに、サンディングする
・メタルプライマー改(クレオス)を使う
・マルチプライマー(ガイアノーツ)を使う
ということがポイントだね
ソフビへの塗装について
ソフビのベタつきには塗料ではなく離型剤などが由来しています。
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 29, 2020
まずは中性洗剤やクレンザーで一度洗っていただくことで離型剤を落とすことができます。
洗って離型剤を落とすのが大事なのね
スプレーの光沢トップコートの使い方について
それぞれ乾燥速度によるクセが違うので、ラッカーと水性系ではそれぞれ慣れが必要になります。
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 28, 2020
ラッカーで言うのであれば、ザラザラになるのはおそらく砂吹き状態で終わっている為です。この場合には、気持ち、吹きつけ距離を近づけて、少し表面が濡れるくらいに仕上げてあげてみてください。
ざらざらになる場合は
ちょっと近づけて吹けばいいんだね♪
コンプレッサーについて
コンプレッサーについての質問です。
コンプレッサーの中のスポンジの別売りってあるんですか?
狸山さんのお伝えした通りに販売しておりますー!
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 28, 2020
スポンジは別途販売されているようです♪
クレオスさんのパーツ請求のページはこちらです↓
株式会社GSIクレオス ホビー部の展開する模型商材ブランド、Mr.HOBBYのウェブサイトです。製品情報、お問い合わせ、連載企画など掲載中!!
色の落とし方
色の落とし方についての質問
レジンの色を落とすのは「ドボン」がいいのか「ペイントリムーバー」のどちらがいいのか?
レジンの離型剤落としということでしょうか?
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 28, 2020
リプライが遅れてしまいました。ペイントリムーバーは極力被塗材そのものへのダメージを抑えた剥離剤です。スポットでの修正ならば威力はありますが、大面積の剥離には不得手です。効率そのもので言えばドボンが一番ですが、ダメージは甚大です。折衷で言えば、サンディングがよいかと。
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 30, 2020
どちらでもなく
削って落とすのがいいんだね♪
塗装環境やマインドについて
塗装環境やマインドについての質問です
塗装環境はあるが踏ん切りがつかないので背中を押してほしい
実は私のエアブラシデビューはプラモデルではなく、愛用していたキーホルダーのマスコットが色ハゲしてしまったので、せっかくならリペイントするかーとやってみたのが最初です。それからは楽しくて見事に沼ったのですが、捨てるよりはマシくらいの気持ちで、お手軽に塗れるものからスタートしてみては
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) March 28, 2020
最初は気軽に塗れるのがいいね♪
私はテストピースをたくさん作っていますが、100円均一のマグネットやピンポン玉は塗りやすいのでお勧めです♪
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