パール塗装はグラデーションを滑らかにできる

なんのこっちゃと思われるかもしれませんが、パール塗装にはアンチエイリアス効果があります。

アンチエイリアス(anti-aliasing):線のジャギー(ピクセルのギザギザ)を抑え滑らかに描画する処理。イラストソフトではブラシの境界線を少しぼかすことで先のギザギザを目立たなくさせる機能がある。スムージングともいう。

アンチエイリアスとはなにか、使い方と意味について解説 (souzoulog.com)

詳しく、わかりやすいアンチエイリアス効果について書いてある記事はこちら。

パソコンで絵を描く場合、ドットに色を塗っているのですが、黒と白の境目だとギザギザになってしまうので、黒と白の間を灰色にすることで滑らかな線に見えるようにするデジタル画像の処理です。

模型なのになぜデジタル画像の話が出てくるのかというと、グラデーション塗装をしたときに、境目がくっきり出てしまうところを、パールコートをすることで滑らかな表面にすることができます。

ガンプラの水紋塗装をパール塗装でより滑らかに

水紋塗装という技法があります。

私は水紋塗装を行ってから、パール塗装をすることで水紋をより滑らかに見せています。

揺らめく感じを出すのにパール塗装を加えると、なめらかな表現ができます。

グラデーションもパール塗装でより滑らかになる

グラデーション塗装はパール塗装で周りの黒く残した部分をなめらかにすることができます。

写真のようにほんのり周りにグラデーションの効果を残すことができます。

パール塗装をする前のパーツはこんな感じです。

上の写真よりも強く黒色部分が出ています。このようにパール塗装はグラデーションをより滑らかにする効果があります。

パール塗装はグラデーションしているのにメタリック調にできる

私は模型を再開して最初は「パチ組」→「ガンダムマーカー」→「缶スプレー」→「エアブラシ全塗装」→「MAX塗り」→「パール塗装」。

こんな感じで塗装を変えてきました。

特に、MAX塗りはすごく好きで今でも私の作風はその影響を受けています。(厳密にいうとただのグラデーションでMAX塗りはほとんどやってないですが・・・。)

初期の初期に私が作ったMAX塗りとパール塗装を融合させた作品です。

黒立ち上げでホワイトをグラデーション塗装して、パール塗装、クリアーカラーを塗りました。

パール塗装は下地を活かせる!

下地を活かせるからグラデーションを残せる!

それがメリットなんです。

グラデーションをしつつ、メタリック感を出すことができるのがパール塗装の特徴です。

グラデーションを残しつつメタリック感を出している作品。