2022年のガンプラについて
ホビージャパンの付録の小冊子に対談が載っています。
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ホビージャパンの副編集長の木村様と、バンダイスピリッツホビーディビジョン所属でプラモデル開発全体を統括しつつ、各アイテムのラインナップを管理している安永様の対談です。
2021年の統括もされていましたが、そちらは置いておいて2022年の展望について書いていきます。
2022年は盛りだくさん
すでに発表されているのがこちらになります。
- エントリーグレード νガンダム 2022年4月発売予定 税10%込価格:1,100円
- フルメカニクス レイダーガンダム 2022年5月発売予定 税10%込価格:5,500円
- リアルグレード ゴッドガンダム 2022年6月発売予定 税10%込価格:3,850円
ガンダムの新作も期待されております。
- 4月に福岡で公開される「実物大νガンダム立像」
- スマートフォンアプリ「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズG」
- 「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」の劇場公開
- 「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のテレビ放送
三井不動産 ニュースリリース
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』シリーズスタッフが再集結し手掛ける最新作「ウルズハント」と、TVシリーズが楽しめるスマホアプリが登場!あの名シーンが蘇る!鉄血応援団募集中!
監督 安彦良和『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』2022年 初夏公開
機動戦士ガンダム水星の魔女は公式サイトがまだありません。(2022年1月9日時点)
盛りだくさんの2022年に対して対談から2022年がどうなるのかを見ていく
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これらを踏まえて対談ではこのように話をされております。
ホビージャパンの副編集長の木村様
バンダイスピリッツ安永様の対談です。
木村:2022年は先日発表されたばかりのENTRY GRADEνガンダム、FULL MECHANICSレイダーガンダム、RGゴッドガンダムが話題になっていますね。『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のような完全新作も発表されている中で、従来商品も作品、ブランドともに幅広くラインナップしていくということですね。
引用元:ホビージャパン2月号別冊付録ガンプラアーカイブ2021-2022 P96
安永:そうですね。なるべくひとつの作品に偏らないようにまんべんなく商品を出していればと思っています。いよいよ『ガンダムW』のHG前半主役機が残すところシェンロンガンダムのみとなりまたので、2022年にはそろえたいですね。
HGのシェンロンガンダムが出そうですね♪
対談では「フォビドゥンガンダム」についても出さないとユーザーから怒られちゃうというようなニュアンスで書かれておりますので
フルメカニクスフォビドゥンガンダムも期待大です!
エントリーグレードのνガンダムは福岡の実物大νガンダム立像で話題になったときに新規の方が手を取りやすいようにするために発売するとのこと。
個人的には新規MGで出るのではと思っていましたが、今の時点では福岡νガンダムにぶつけてきているのはエントリーグレードνガンダムですね。
2021年0083が30周年になるが新規アイテムが発売されそうなのか?
0083って去年が30周年なんですね。リアルタイムで見ていたのですごく懐かしい。そして中学生の時だったので確かに30年経っています。
そんな2021年に30周年の0083についても言及がありました。
木村:2021年が『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の30周年ですが、このあたりについてはいかかでしょうか?
安永:『0083』に関してはもう少し時間がかかると思います。2022年に起こるであろうガンダムノイズとしては3月の実物大νガンダム立像やスマートフォンアプリ「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズG」のローンチ、『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の劇場公開など、比較的オンタイムのノイズがありますので、そちらのラインナップを優先的に組んでいくことになると思っています。2023年は『ガンダムビルドファイターズ』の10周年ということもあり、ガンダムビルドシリーズのお祭りのようなこともやりたいと思っています。
引用元:ホビージャパン2月号別冊付録ガンプラアーカイブ2021-2022 P97
0083はほぼ空気。
鉄血のオルフェンズはHGガンダム・フレーム機体を投入するとのことです。
そのほかにも驚きのネタを仕込んでいますので、ご期待ください。
引用元:ホビージャパン2月号別冊付録ガンプラアーカイブ2021-2022 P97
鉄血は何かしら驚きの発表があるようなので、ファンにはたまらないですね。
(私は鉄血を観てないので、いまいちピンときませんが・・・)
2022年のRGゴッドガンダム発売に合わせて再販がかかりそうなキットは?
- Gガンダムの当時のキット
- HGFシャイニングガンダム
- HGFマスターガンダム
- HGFノーベルガンダム
これらの再販をバンダイさんは検討されています。
木村:そうなるとHG化されていないガンダムもほしくなりますね。ガンダムローズとか。
安永:そうですよね。その辺りは続報をお待ちくださいというところですね。
引用元:ホビージャパン2月号別冊付録ガンプラアーカイブ2021-2022 P97
HGFで新キットが出るかもしれない!?
2022年は生産キャパとの戦い
対談ではこのように言われております。
木村:2022年も今年と同様に新製品を発売しながら再販も同時に行っていくということですね。
安永:2022年は『水星の魔女』の立ち上げもありますので、生産キャパとの戦いですよ。
引用元:ホビージャパン2月号別冊付録ガンプラアーカイブ2021-2022 P97
2021年は完全にキャパオーバーだったと思いますが、それはまだまだ続きそうですね。
2021年の振り返りで得られた興味深い知見
いろいろと疑問に思っていたことについてしっかりバンダイさんの意見を見ることができました。
フルメカニクス(FULL MECHANICS)とRE/100の違いについて
私の認識はRE/100は宇宙世紀、フルメカニクスは宇宙世紀以外という線引きだと思っていましたが、バンダイさんから明確に答えが書かれておりました。
安永:ユーザーからもRE/100とFULL MECHANICSの違いは何?というご意見をいただきます。RE/100は元々、MG化するにはハードルが高いメカを、MGと横並びにしても情報量的に見劣りせずに、構造をなるべく簡単にということをポイントに、1/100スケールで比較的ニッチなメカをラインナップしていたのですが、その役割が最近プレミアムバンダイに移行してきています。この先MG以外で1/100スケールの開発をするときいRE/100を使い続けるのがベストなのか、ニッチではないメカを商品化するときにどうするかを改めて考えたとき、「機動戦士ガンダム、鉄血のオルフェンズ」のFULL MECHANICSが浮上してきました。これは1/100スケールでハイディティールなものを作り上げるというコンセプトでしたので、それはほかのモビルスーツでも活かせるということになり復活となりました。上海の実物大フリーダムガンダム立像版も同ブランドですが、これはカラミティガンダムやレイダーガンダムのようなサブ機体だけではなく主人公機もやっていくという意思表示ととらえていただければと思います。
引用元:ホビージャパン2月号別冊付録ガンプラアーカイブ2021-2022 P94
3行にまとめると
- MG化が難しいニッチなMSはMGと見劣りしない見た目でRE/100として発売していたが、プレバンにかわりつつある
- MG以外で1/100を出すのに今後はフルメカニクスを使っていく
- フルメカニクスのコンセプトはハイディティールであり、今後は宇宙世紀ものや主人公機も出していく
たまたま、RE/100は宇宙世紀だったというだけで、今後はフルメカニクスでMG以外の1/100が発売されそうですね。
RE/100は終わってしまいそうだなー
でもフルメカニクスで発売されればいいか・・・
プレバンでRE/100の再販を受け付けていた理由も先ほどの文章に現れていそうですね。
ニッチなものを取り扱うのはプレバンなので、今後もニッチなものはプレバン出していく。
店頭販売される機会はどんどん減っていきそうですが、出してくれるだけありがたいということもあるし・・・。むつかしいですね・・・。
インタビューでフォビドゥンガンダムは出さないとあかんでしょとバンダイ側が言ってくれているのがありがたい!
劇場版ガンダムSEEDについて
サンライズさんから情報をもらいながらどのタイミングで何をやっていこうかということを検討している最中とのこと。
したがってしばらくは動きはなさそうですね。
プレバンと店頭販売の使い分け
このように言われております。
安永:基本的にはテレビ作品の主役機は店頭アイテムとして商品化し、後半機などをプレミアムバンダイで商品化するという形ですね。「ガンダム」は40年にわたり存在している作品で、ファンの幅も広いです。そういった中で、一つの作品の商品で店頭を埋めてしまうとその作品を好きな方にとってはうれしいと思いますが、そうではない方のことも考えると、やはり店頭は幅広い世代の方に楽しんでいただく場とすべきというのが昨今の店頭アイテムの考え方です。なので、なるべく多くの方に認知されていたり、人気のある機体からラインナップに据えて行きます。
引用元:ホビージャパン2月号別冊付録ガンプラアーカイブ2021-2022 P94
シャアザクとガンダムはガンダム知らない人でも認知されていると思うので、現状の売り場がガンダムとシャアザクであふれているのはバンダイさんの思惑通りということでしょう。
プレミアムバンダイは私も予約しまくっていますが、確実に手に入るというのが魅力です。
まだの方はこちらで会員登録しておくと、Twitterなどでプレバンの情報が流れてきたときにすぐに予約することができるので便利です↓
バンダイさんはMGを年間で何種類開発するつもりなのか?
MGは多くて1年に4~5点。完全新規アイテムによっては1~2点の発売を目安としているとのこと。
2021年はモビルジン、エクリプスガンダム、ヴァーチェ。これらが発売されましたが、特にヴァーチェはナドレと2体分になるため、かなりの開発カロリーを必要としたとのこと。
MGEXでガンダムエクシアが出るのか?
エクシアはリペアⅣがキット化されていないため、リペアⅣをだすのか、それともアストレアの別バリエーションを出すのかを悩みながれきめていくということで、MGEXエクシアについては言及されておりません。
バンダイは店頭の品不足を認識しているのか?
安永:あまり具体的なお話はできませんが、昨今、新製品はもちろんのこと従来品の需要も高まっており、店頭が品薄になってしまっていることは認識しています。その状態を元に戻し、ユーザーが買いたいときに買える環境にしたいと思っています。従来品の再販計画を事前にしっかり立てて、新製品の生産キャパシティとのバランスを取りながら、従来品も生産を続けています。とはいえ、ガンプラ以外の新製品もありますので、翌月翌々月の生産キャパシティを考慮しながら、今月は何をどれくらい生産するのかという計画を確認しながら進めています。
引用元:ホビージャパン2月号別冊付録ガンプラアーカイブ2021-2022 P96
再販しなきゃということで計画して店頭に並ぶまでのリードタイムは6か月かかるようです。
現状で品不足なのがそう簡単に解決するとは思えませんので、2022年も品不足は続きそうですね。
我々の協力できることといったら、すぐに作らないものは
買わない
これくらいしか協力できることがないのがもどかしいです。