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ネタバレを一切なしで、ヴェールドマン仮説のレビューをします。

西尾維新先生

西尾維新先生の作品はくびきリサイクルから始まった戯言シリーズ、掟上今日子の備忘録、化物語の物語シリーズなどなどたくさんの作品があり、今回のヴェールドマン仮説は100冊目になる記念碑的な作品です

いつも先の展開を予測して読んでいたら、

マジで!!!

と思うような展開があり、私は大好きなのですが、最近の物語シリーズはちょっとえぐい話が多くなっていて、ちょっと残念なことが続いています

簡単に言うと胸糞が悪すぎる話が増えてきている・・・

そんな中で、今回のヴェールドマン仮説は、ここのところのダークな雰囲気を引っ張っているのか、それともさっぱりとしたコミカルなタッチなのか、100冊目の記念となっている作品がどうなっているかを知りたくて、よんでみました♪

ここからのネタバレというかちょっとしたあらすじなので、見てからでも本を読んで楽しんでいただけると思います♪

よかったら見ていただけると幸いです♪

ヴェールドマン仮説

ネタバレLV1

物語の幕間があり、ここで犯人の思いが語られます

この作りは初めて見るので、ちょっとした違和感がありますね

主人公は家事手伝いの男の子、家系はおじいさんが小説家、おばあさんが法医学者、父は検事、母は弁護士、兄は警察官、姉はニュースキャスター、弟は役者、妹はVR探偵という変わった一族の話

ぶっちゃけ続編を作ろうと思ったら何とでもなりそうなくらい濃いメンバーです♪

化物語は怪異の話なので幽霊がでたり、吸血鬼が出たりします。戯言シリーズも久渚というスーパーハッカーが出たりと、人でありながら人を外れたようなキャラクターが出ます

今回のヴェールドマン仮説は普通の推理小説です♪

驚くほど普通の推理小説である意味斬新でした♪

物語の結論はあっと驚くかもしれないし、わかっているわ!となる人もいるかもしれません(私はびっくりしました!!)

最近の必要以上に胸糞悪くなるような話はなく、普通に読むことができる小説でした♪

序盤はちょっと冗長な感じでちょっと退屈な感じでしたが、途中からの店舗の良さはとてもよかったです♪

よかったら、記念となる100冊目のヴェールドマン仮説、読んでみてはいかがでしょうか?

ここからネタバレLVを99にあげるので、読むのを楽しみにしている人はおかえりください♪

ネタバレ始まってしまいますよ、戻るなら今です
ネタバレ開始!

ネタバレLV99

犯人は

えー!!モブが犯人なの!!!

犯人はナースさんです!弟の役者のファンのナースさんが犯人です!!

私はてっきり首つり子ちゃんが犯人だと思っていました・・・またしてもやられた・・・

しっかり登場していてしっかりキャラ設定もあるのにもかかわらず、完全にモブ扱いでした・・・名前もない登場人物の一人であって、まさかの犯人だったなんて・・・

幕間:「まくま」って読んでしまってませんでしたか・・・私はそうです・・・

正しくは「まくあい」と読むそうですね

幕間の話が全て犯人のナースさんだったということなので、幼少期に母親をアルコール中毒にして殺害し、ヴェールドマンと呼ばれるくらいに、いろいろな方法で人々を殺害しまくった人が、まさか人を助ける側だったなんて・・・

気付けるポイントはあったと思います、二人目の殺人はおばあさんを介護して、寿命でなくなるのを遅らせて、わざわざ殺害している・・・寿命を延ばすということは介護がちゃんとできる、看護婦さんだったらできるということですね

怪異が出たり、一日経ったらすべてを忘れるような人は出てきませんが、結構猟奇的な話だったと思います。特に幕間が特徴的でした!!

ただ、中盤からは面白いですが、読書歴に残るほどの名作だったかといわれるとそんなことはありません。描写がえぐすぎてどうしようない、我孫子武丸先生の殺りくに至る病のような強烈なトリックというわけではありませんし、感動して涙が止まらなかった東野圭吾先生の秘密のような影響はありません

まとめると

普通のただただ普通の推理小説という感想です♪

西尾維新先生の今後の作品をたのしみにしつつ、今後もえぐい話が続くのかなーと気になりました

100冊の内20冊くらいしか読んでないので、残りの作品もいつか読んでいきたいですね♪

物語シリーズ「扇物語」の感想も書いています。

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