・文章をインプットするだけで高速かつ高画質・高精細の画像を出力できる「ovelAI diffusion」のすごいところと、欠点を1000枚以上の画像を出力した私が紹介します。
・すごいところは簡単に言うと「安い」、「早くて簡単」、「自由度が高い」、「面白い」、「著作権フリー」。
・欠点は「有料」、「重いときがある」、「決済方法が少ない」、「月額」、「苦手な部分がある」。
欠点はあるけど、それを補うだけの利点があると思う!
絵心が全くなくても、絵を描くことができるのって、なんか新しい技術を身に着けたみたいですごく楽しいよね♪
ということで、最近はやりのNovelAI diffusionですが、すごいところとダメなところをまとめます。
どういうものか知りたい方はこちらも参考になるので目を通してください↓
AIが画像をかけるってどういうものなのか興味があったので、さっそくサブスクリプションに契約して画像を作るサービスを利用してみました。
画像AIのNovelAI diffusionのすごいところ5選
とにかくすごいNovelAI!
ある意味、AIが人間を超えたと言える部分でもあります。まだまだ欠点もありますが、個人が楽しんで使う分には十分のクオリティがあります。
私は月10$の課金をしているのですが、追加で15,000Anlas課金しています。1000枚以上の画像を出力して色々感じたことがあるので、期間は短いですが経験を積んでいます。
完璧にはコントロールできませんが、それでも楽しいですね。
画像AIのNovelAI diffusionの 一番すごいところは高品質なのに安い
月額10$で1,000Anlasというツール内で使用する通貨が与えられます。
デフォルトの画像サイズで文章を記載して画像を出力すると5Anlasが必要です。したがって200枚/月を出力することができます。
画像1枚8円で高品質な画像を手に入れることができます。
まあ、一発で思い通りの画像が出力できないのでいっぱい出力することになるんですが・・・それがまた楽しい♪
NovelAI diffusionの 一番すごいところは安さだが、追加課金がさらに安い
安いのがさらに際立つのが追加課金です。
私は2022年10月8日からNovelAIを始めました。そして2日で1,000Anlasを使い切りました。
追加課金もできるようなので、やってみましたがその価格設定に仰天しました!!
画像1枚当たりの金額は1枚5Anlasで計算します。
※価格は2022年10月17日時点の価格です。1$を150円で換算します。
金額($) | Anlas | 画像1枚の 金額(円) |
3.79 | 2,000 | 1.42 |
6.49 | 5,000 | 0.97 |
10.99 | 10,000 | 0.82 |
この高精細で高品質な絵が1枚1円以下で出せます。
ちなみに有料Anlasは永遠に繰り越しができるので、わざわざ一番高いプランを選ばなくても十分一番安いプランと追加課金で楽しむことができます。
NovelAI diffusionを使ってブログアイコンやTwitterアイコン、バナーなどを作ると格安
なかなかサービスを利用される方はいないでしょうが、私のTwitterアイコンやブログのキャラクターは外注して作ってもらっています。最初にキャラクターを生み出すまでに絵師さんとすごくコミュニケーションをとって10表情で20,000円で2キャラクターを作ってもらいました。
こういうふきだしで使っているキャラクターのことね♪
Twitterの似顔絵キャラクターとかはNovelAIに画像を取り込み、出力することもできますので、すごく安くブログキャラクターやTwitterアイコンを作ることができます。
1か月契約して、思い通りのものを作ったから解約すればいいんです。
私の顔写真を撮り込み、このように画像を出力できました。
当たり前ですが、私に似てない画像を選んでいます。
こんな感じでアニメ調にもできます。
細かい命令を与えればもっと要求通りのアイコンができます。
画像AIのNovelAI diffusionの 二番目にすごいところは早くて簡単
たまーに重くなりますが、基本的にはこんな感じで出力できます。
画像出力は10秒ほどで、一連の作業も30秒もあれば1枚出力できます。
外注に絵をお願いすると数日~数か月かかります。
文章を入力→翻訳ソフトで翻訳(無料)→翻訳をコピペ→コマンドに入力。
文章だけでこれくらいの絵を出してきます。
簡単にいろんな絵が出てくるのがとっても素晴らしい。
画像AIのNovelAI diffusionの 三番目にすごいところは自由度の高さ
いい面でもあり、悪い面でもあります。
自由度が高いということはあなたの想像力と文章力とAIへの指示能力にかかっています。
ちなみにですが、AIへ命令するコマンドに傑作を意味するコマンド
{masterpiece}
のみを入力して出力された結果がこちらです。
言葉が少なくてもアウトプットを出してくれます。
画風を1980年代で高品質、ハイディティールな傑作とするとこうなります。
きのこの山を出力したらこうなります。
カップ焼きそばUFOを取り込み少女を出力するように命令するとこうなります。
元の画像はこちら↓
徐々にUFOらしさをなくしていくとこうなります。
徐々にUFOらしさがなくなっていきます。
取り込んだ画像の要素をどれくらい残すのかを指定することができるので、どんなものでも絵にすることができちゃいます。
AIにかかればコックローチすら擬人化できてしまいます!
こちらのコックローチとAI画像は会社の同僚から提供いただきました。超ありがたい!!
あなたがクリエイトしたいと思ったものを気軽に出力することができるし、世の中のどんな画像でも、AIがそこから新しい絵をクリエイトしてくれます。
画像AIのNovelAI diffusionの 四番目にすごいところはへたなゲームより面白い
何かをクリエイトする、新しい要素を足す、さらにクリエイトする、さらに足す・・・。
呪文一覧が世の中にありますが、それらを組み合わせて作るもよし、画像から読み込ませて作るもよし、ラフ画像からクリエイトするもよし!!
絵心がなくても絵が作れる楽しさがあります。
魔方陣も、魔法のエフェクトも私だったら一生レベルで勉強しても書ける気がしないものを簡単にAIは10秒くらいで仕上げてきます。
小さいPDCAサイクルを回すことになるので、ゲームよりもレスポンスが良く、成果を得ることができるのがいいですね。
画像AIのNovelAI diffusionの 五番目にすごいところは出来上がった絵は著作権フリー
正直言うと、私はこれが一番すごいと思っています。
出来上がった絵は著作権フリー。
誤解しないでくださいね。
出来上がった絵は著作権フリーなので、作成した人が自由に絵を利用することができます。
AIの著作権についてはこちらを参考にしています。
AI(人工知能)がコンテンツを生み出した場合、その著作権は誰のものになるのかという「AIと著作権」の問題や「AIと法律」の問題について、わかりやすく解説します。
今回のNovelAIdiffusionは出来上がった絵について著作権を放棄していますので、利用者が著作権に抵触しないように気を付けて利用する必要があります。
著作権フリーって、著作権がないんだからどんなものでも書いていいんじゃないの?例えばドラゴンボールの「孫悟空」を書いても、いいとかそういう意味じゃないの?
全然違うよ!!著作権フリーはAIが出力した絵には著作権がないので、作成した人が責任をもって著作権を侵害していないか調べて利用しないといけないんだ。
AIの絵は作成した人が命令を与えて製作しているので創作物として著作権が認められるという話が先ほど紹介した記事にありますが、検討資料はこのようになっています。
ここでは著作権があると書かれていたり、ないと書かれていたり様々です。
あるページではこのように書かれています。
日本政府は、著作物と認められるためにはあくまで人間の関与が必要で、人間が関与した創作物のみが著作物になるとしています。
そのため、この場合は人間がAIを道具として利用している以上、人間の関与があるため「著作物」ということができ、著作権により保護されます。
AIの法律上の注意点は?|責任は誰がとるのか・著作権はあるのか | AI専門ニュースメディア AINOW
この論法だと、NovelAIはAIに人間が命令を出しているので、著作物ということができます。
NovelAIによって出力された絵は出力した人が著作権者となる。ただし、出力された絵が他の著作権を侵害していれば、それを個人利用の範疇を超えて利用すると、出力した人が責任を負うことになる。
著作権フリーの絵のありがたさ
誰かの絵に似ているのかもしれませんが、AIが出力した絵なので好きなように出力した人がつかえます。
ただし、AIはキャラクター名や作品名、作者名でコマンドを入れることで、絵を寄せていくことができてしまいます。
それらは二次創作に当たるのですが、この辺はすごくややこしい問題なので、ブログなどで使う場合は「作品名」、「作者・絵師」、「キャラクター名」で出力しないようにしたほうが安全です。
挿絵などを自分のオリジナルの絵として使えるのは、無料画像サイトを使うよりもよっぽど安全です。
なぜなら、無料画像サイトが無断転載していないかどうかを調べるのが難しいため。AIから出力された絵のほうが安全に好きなだけ使うことができます。(他人の著作権を侵害しないようにしないといけませんが・・・)。
著作権フリーだからと言って売るのはむつかしい
ブログなどで使うのはいいのですが、AIで出力された絵を販売するとなるとココナラなどの絵を絵師さんに依頼できるようなサイトをつかいたくなります。しかしココナラさんは明確に「AI画像出力サービスで出力された絵はココナラの規約で販売することを禁止する」とされていますので、出力した絵をツイッターのアイコンやブログキャラクターとして販売するのはかんたんではありません。
ということでメリットがたくさんですが、当然デメリットもあります。